大切な日々の記録

06/07/22 本心は・・・

 俺はいいことも悪いこともはっきり言う方だと思ってたけど、いざというときに、本心では思っていることも、色んな事を考えて、一番不利益が少ないものを考えて、それとは違うことを言ってしまうことがある。
 昨日は、それが結果的に相手に迷惑をかけることになって、すごく反省した。本当にごめんね。
 利益考量をするべきところとするべきでないところ、昨日の話は明らかに後者だったのにもかかわらず、前者を選んでしまったというところ。
まだまだ湯気がでてるくらいなので、少し多めに見てあげてね。
これからそういう点はどんどん成長させていきます! 

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 利益考量というか、昨日の話。
 昨日のニュースで、認知症の母の承諾の下、息子が母を殺害したいわゆる承諾殺人事件の判決が報道されていた。
 判決は、懲役2年6月、執行猶予3年。
 この事件の注目すべき点は、人を殺したのにも関わらず、執行猶予付きであったということ。普通は人を殺して執行猶予などつくはずがない。
 ちなみに執行猶予とは、簡単に言えば、この期間に悪いことをしなければ、刑を免除してあげますよというもの。また、昔に禁固以上の刑を受けてないこの場合、刑が3年以下の懲役でないとつけることができない。
 また、殺人罪は刑法199条で死刑又は無期、もしくは3年以上の懲役であり、執行猶予をつけることは殆ど不可能だが、刑法202条後段にある承諾殺人罪だと、6月以上7年以下の懲役又は禁錮であり、執行猶予をつけることが可能となる。
 
 被告である息子は、1人でずっと認知症の母親の介護をしてきたが、母親の症状が悪化したので介護をするために仕事を休職した。
 仕事をやらなければ生活できないので、介護をしながら出来る仕事を探したが、見つからず、生活保護を求めた。でも、失業保険を受けてるという理由だけで援助してもらえなかった。
 それでも、一生懸命母親の世話をした。
 しかし、アパートの家賃も払えなくなり、部屋を追い出された。
 途方にくれて、考えたのが、親子心中。最後の親孝行として母親との思い出の京都市内を1日車椅子でまわった。
 帰り道の河川敷で、「ここで終わりやで」、と言った息子に対し、母親は「そっか、もうあかんか。でも、おまえと一緒やで。」と答えた。
 最後は母親の同意を得て、母親を殺めた。自分も死のうと思って包丁で手首を切ったが、死に切れなかった。
 
 人を殺すということはいかなる場合であっても認められることではない。でも、この事件の場合、悪いのは被告人だけなんだろうか?だいたい生活保護は何のためにあるの?
 
 裁判官は、「この裁判で、被告人と同じく、このような問題に携わる行政、保健・医療・福祉関係者も裁かれている」、「昼夜被害者を介護していた被告人の苦しみ、悩み、絶望感は言葉では言い尽くせない」と、被告人の事情を考量し、承諾殺人を認め、執行猶予がつけれるように、懲役を2年6月とした。
 更に、裁判官が判決を言い渡した後に、被告人に対して言った言葉。
 
 「朝と夕、母を思いだし、自分をあやめず、母のためにも幸せに生きてください」

 この裁判官のように相手の気持ちも思いやれる弁護士になりたいと思った。
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by kou0113uk | 2006-07-22 13:05 | 一般
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